ダメだと思っていても、他の子と比べてしまう反省の日々

4歳の息子は体を動かすことが大好きです。いつでもどこでも走り回りたい！

そんな元気いっぱいの息子ですが、身体の成長はゆっくりマイペース。

つかまり立ちかな？と思える行動は1歳半頃、歩き出したのは2歳を過ぎていました。

それに加え息子は本当に寝ない子で、つい最近まで寝付くのは夜中の1時2時‥3時位になることも。

3歳頃になると昼寝もせずにこの時間なので、この子の体力はどうなっているのだろう‥と今でも不思議でなりません。

そして人一倍甘えん坊で、人見知りと場所見知りが激しく、いつでもどこでもママ抱っこ。

寝かしつけもひたすら抱っこでゆらゆらの日々‥。

この頃の私は、してはいけないと思いながら他の子と比べたり、私の育て方に問題があるのだろうかと自分を責めたりしていました。

まさかの精密検査？

それは1歳半健診でのこと。

集団健診だったので複数の先生に診てもらった結果、「要精密検査」。療育センターへの紹介状をもらいました。

「足腰もしっかりしている感じだし、言語も問題ないので脳の異常ではないと思いますが原因が分かりません。お母さん何か心当たりは？」と言われ、それはこっちが聞きたい！と思ったことを今でも覚えています（笑）

そして療育センターは半年待ち‥。

とりあえず予約だけはしてくださいとのことで半年後の予約をしました。

身体の成長をはじめ、様々なことが育児書通りにいかない我が子。

「誰かと比べることは子どもの自尊心を傷つける。もし比べるとしたら、昔のその子と比べるように」とよく言われます。

しかしその時の私は、「他の子は‥」という気持ちを息子にぶつけてしまう反省の日々でした。

今思えば、比べても良いことは全く無いのに‥。

それは突然やってきた！

2歳の誕生日を迎えた頃でした。

近くのスーパーに買い物に行った帰り。

いつも通りのベビーカー。

大量に買い込んだ私は、冷凍品もあった為少し早足で帰っていました。

すると突然「おりる！あるく！」と息子が叫びバタバタしています！！

私は、「うそやろー！なんで今ー！？」と思いながら、このタイミングを逃してはいけないと、息子を下ろします。

しかし大量の荷物‥。そしてフラフラ歩く息子‥。これはどうバランスを取ったものか‥。そして雨上がりで歩きにくい道‥。

歩道が広かったことは幸いでした。

普通なら歩いて10分の道。どのくらい時間が経ったでしょう‥。

買ってきた冷凍品が溶けてしまっています（笑）

なんとか帰り着き、得意げな息子の笑顔！

私は今まで張り詰めていた糸が切れ、涙が溢れます。

ぎゅーーっと息子を抱きしめると、息子も小さい手で私を抱きしめてくれました‥。

ふと現実に戻り、療育センターに予約キャンセルの電話をします。

その紹介状はなんとなく捨てられず、今でも思い出ボックスの中に‥。

魔法の言葉‥「大丈夫だよ」

歩き出してからというもの、半日以上お外の日々が続き、私の体力は奪われていきました（笑）

しかし気持ちには余裕が出てきたのか、いつの間にか他の子と比べることはしなくなっていた私。

そして時は過ぎ、幼稚園入園を控えたある日のことです。

まだまだ心配なことはたくさんある気持ちを友人ふたりに伝えると‥

「大丈夫。子どもを見ればすぐ分かる。どれだけ深い愛情の中で育ってきたか。そういう子はどこに行っても強い。大丈夫。今までしっかり向き合ってきたからこそ、これから大きく成長すると思うよ」と。

ふたりとも3児の母。母親としても女性としても大先輩です。

そんなふたりに「大丈夫だよ」と言われ、ホッとしました。

初めての世界に飛び込んでいく息子。

それは私も同じです。

これからいろんなことがあるかもしれませんが、楽しみながらふたりで乗り越えていこうと思います⭐︎

ライター　とこしまゆき