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生命力の強さに感動!病気を持って生まれた娘の成長期

エデュテ

ご紹介のアイテム

 

「心雑音が聞こえるので検査に行ってください。」

 

 

 

調べると出てくるワードは”心臓に穴”

 

不安になる気持ちでいっぱいでした。

 

 

検査結果は、’心臓に4ミリの穴’

 

そして生後1週間の小さな体は、心不全を起こしていると。

私の頭の中は真っ白でした。

 

「今すぐにどうなるという訳ではないから、治療しましょう。」

 

先生のその言葉で少し冷静になり、娘の病気について落ち着いて聞くことができました。

 

心室中隔欠損症

 

 

病名は『心室中隔欠損症』

 

生まれつき心臓に穴が開いている子は珍しくなく、およそ半数の子は1歳までに自然と閉じるのだそう。

 

ですが、”4ミリ”の穴は大きい方で自然と閉じない可能性が高く「自然に閉じたとしても4〜5歳頃。

それまでに閉じなければ手術になります。」と、告げられました。

 

 

 

その日、夫に病気の事を話しました。

毎日の飲み薬と、毎月の検査と予防接種(重症化しやすいRSウィルスにかからないため)を打つ治療をする事を伝えました。

 

 

さらに通常より疲れやすく、母乳やミルクを飲む力がないため体重増加が悪くなること、すぐに息が切れてしまうので長泣きさせない事、呼吸に負担がかかるため風邪もひかせない事なども伝えました。

 

毎日の授乳は戦いでした。

 

先生から聞いていたものの、こんなにも飲めないものかと。1分程で息切れし、疲れて寝てしまう娘。

 

「母乳だと吸うのに力を使うから」と、ミルクを勧められ挑戦したがあまり変わらず、せっかく作ったミルクも冷え、捨てる日々。

 

1日中娘の授乳をしていました。ですが娘の体重は全く増えず、1週間で6gしか増えてない時もありました。

 

それでも、寝る間を惜しんでどうにか授乳し、ほんとに少しずつですが娘も頑張って大きくなってくれていました。

 

小さいながらも食欲旺盛。

 

寝返りはお兄ちゃん達の赤ちゃんの頃より早く、お座りやつかまり立ちも順調にこなしていく娘。

 

その姿を見てこの娘も頑張っているんだな。

 

と、逆に励まされました。

 

 

“現状維持”が続いていた毎月の検査。

 

良くならないな…と不安を抱いていましたが、「そんなすぐには良くならないから、悪くなっていない事がいい事なんですよ」と先生に言ってもらい、安心しました。

 

半年を過ぎた頃から少しずつ病状が良くなり始め、

「通常であれば体が大きくなるのと同時に薬の量も増やしていくのですが、薬の量を増やさず様子を見てみましょう。」と言われ、治療のステップアップをしました。

 

その後も経過は順調。

毎月だった検査は2ヵ月に1回になり、薬の量も減りました。

 

 

「次は1歳になったら検査をしましょう。」

ドキドキしながら迎えた1歳の検査。

 

検査結果は「99%治ってます。」

 

信じられない言葉でした。

 

4ミリ開いていた穴は、もうほぼ閉じていたのです。

 

先生もとても驚きながらも「よく頑張ったね」と、娘に声をかけてくれました。

 

それからは娘の体を心配する事は少なくなり、病気の事を忘れるぐらい元気に成長していきました。

 

 

心室中隔欠損症

 

 

そして再検査をする事になっていた2歳。検査結果は「完治」。

 

4ミリの穴は完全に閉じ、心不全の症状も全くなくなっていました。

 

そういえば、急に大きくなったなぁと感じていた娘。

心臓の穴と成長に関係性があるのかは分かりませんが、1歳半を過ぎた頃から急激に身長と体重が増えはじめていました。

 

 

そんな娘も3歳半。

 

ミルクを飲む体力もなく、いつも寝てばかりでとても小さかった3年半前が嘘の様に、元気に大きく育っています。