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モンテッソーリ流こどもへの接し方

てんちょ

満足するまでやらせる

 

モンテッソーリ教育で提唱している「子どもと接するときの心構え12カ条」をベースに私の経験を加味して8つの接し方としてまとめています。前回はそのうちの3つを「すべてを受け入れること」「自分で選ばせる」「信じて待つ」。ご紹介しました。今回はまた新たに3つご紹介したいと思います。まずは、「満足するまでやらせる」

 

子供にはなんでも満足するまでやらせることが大切です。満足するまでやりきった子どもは、心が安定します。

たとえば、公園などで遊んでいる時に「まだ帰りたくない!」と言うことがありますね。遊びは能力を伸ばすことにつながるので、できるだけ、付き合ってあげたいところですが、ママにも仕事などの都合があります。ついイライラして、子どもの手を無理やり引っ張って帰るママもいるでしょう。でもそれはお互いにいい気持ちではありませんよね。

 

子どもが『やりきった』と満足する前に終わらせてしまうと、子どもの心にどこか不満が残ってしまいます

 

もちろん、子どもが満足するまで、思う存分やらせることは大切ですが、すべて付き合いきれないのも分かります。その場合はあらかじめルールを決めておくといいでしょう。

 

具体的には、「時計の長い針が12の位置にきたら終わりにしようね」などです。これなら時計が読めない子どもでも分かります。

 

子どもは本当に満足できたとき、終わりを自分で決めることができるものです。

 

子どもに解決させる

 

モンテッソーリ教育では、「見守る」ことが基本的なスタンスです。

子どもが自分で解決できることは、自分で解決するまで見守ります。たとえば、友だちやきょうだいの間で、おもちゃの取り合いをすることがありますよね。

 

私の教室では、そのような時は、先生や親御さんたちに、「見守っていてね」というようにしています。するとどのようなことが起こるかと思いますか?

 

おもちゃを取った子はしばらくの間、機嫌よく遊んでいますが、おもちゃを取られて泣き続けている子を見て、気まずくなったのでしょう。しばらくするとおもちゃを譲りました。そして2人は、何事もなかったように、遊び始めたのです。

おもちゃを奪ったほうの子は、おもちゃを取られて泣いている子の前で遊んでも、楽しくないことに気がついたのでしょう。そしておもちゃを譲ろうと決めました。

 

たとえ小さな子どもでも、自分で考えて、問題を解決する能力を持っています。

 

こうして子どもは経験から学び成長していくのです。

 

間違いを訂正しない

 

子どもは失敗することで学び、成長していきます。モンテッソーリ教育では、おもちゃ(道具)を使って遊んでいるとき、子どもの間違いに気づいても、指摘したり、修正したりすることはありません。「できたね」と、その事実だけを承認してあげるのです。

 

大人はつい、子どものやり方が間違っていると、「そうじゃないよ、こうでしょ」と、間違いを正したくなるもの。

 

しかし、これは逆効果です。子どもは自尊心を傷つけられてしまいます。

物事を正しいやり方で行うよりも、失敗して自分で考えることの方が大事です。

 

子どもは自分で間違いに気づいたとき、そこから学びます。

自分で気づくことができた子どもは、自分でやり直したり、大人にやり方を質問したりしてきます。そして、プロセスから成功するために必要なことを学び、自信をつけていくものです。

 

トライ&エラーを繰り返した子は、自分の頭で考えて自主的に行動ができるようになり、問題解決能力が身につきます。そしてそれが自信につながっていくのです。

 

一般社団法人輝きベビーアカデミー代表 伊藤美佳先生のプロフィール写真

(社)輝きベビーアカデミー代表 伊藤美佳

モンテッソーリ教育✖️ハーバード式
0歳からの乳幼児教育専門家。
著書累計15万4千部 海外5ヶ国に翻訳。
保育園、幼稚園26年間の現役時代に子どもの個性を活かし自律を促す『輝きメソッド』を開発!インストラクター700名輩出。
モンテッソーリ教育+脳科学+コーチングで『光り輝く子ども達を未来へ』

光り輝く子ども達を未来へ導く、0歳児からの9つの知能を軸にしたアプローチでたくさんのママたちを笑顔に。「輝きベビーアカデミー」

この記事を書いた人

(社)輝きベビーアカデミー代表 伊藤美佳