和食のメリット無限大！乳幼児期に嬉しいポイント

日本人に親しみのある「和食」。

とくに、和食に必要不可欠となるだしの味が、離乳食から大きく役立ちます。

しっかりインプットさせることによって、薄味でも満足感を感じ、

味覚がきちんと整うことや、偏食の改善、発育の促進につながります。

また、大人になっても健康が保たれたりとメリットがたくさん。

和食を積極的に取り入れて、

ぜひ子どもの成長のサポートに役立ててくださいね。

和食で味覚を整えよう

和食のメリットといえば、だし。

代表的なのは、かつお節と昆布です。

このふたつは、旨味がぎゅっと含まれた日本人に馴染み深い味。

離乳食からこの味をインプットさせることで、

将来の健康にもつながると言われるほど、味覚が整う調理法です。

食材本来の味を引き立ててくれるメリットもあるので、

この味に慣らすことで偏食や好き嫌いの悩みも軽減されますよ。

離乳食後期頃から使えるようになる調味料として、醤油や味噌があります。

発酵された調味料を使うことで、風味や旨味が格段にアップし、

食材をより美味しく仕上げてくれます。

まだまだ味覚に敏感な時期。

ごく少量から使用するよう心掛けてくださいね。

和食を積極的に取り入れ、

薄味でも美味しく感じられる味覚を整えてあげましょう。

和食で鍛える「噛む力」のメリット

現代の子の食事は、和食から離れがちと言われています。

やわらかい食品を食べる機会が多いことから、咀嚼力の低下が心配されます。

しっかり噛むことで、消化、栄養の吸収率が高まったり、

腸内環境の改善や便秘解消にもつながります。

また、唾液の分泌が増え、虫歯予防にも。

噛む動作は顔の筋肉をよく使うので、あごの発達や脳の活性化まで効果的。

発育にも大きな効果がありますよ。

誤嚥の事故が増えていますが、

しっかり噛む習慣をつければ、誤嚥の心配も少なくなります。

和食は基本的に薄味の調理法で、きのこや海藻類などといった

歯ごたえのある食材を使うため、よく噛んで味わうことを学べます。

たくさん噛む習慣を日頃から身につけましょう。

調理法で気をつけるべき「煮物」のポイント

和食のおかずとして、とくに子どもが食べやすく、好まれやすい煮物。

離乳食期から頻繁に調理されることの多い料理ですよね。

甘みのある根菜類を使うことで、野菜が苦手な子でも食べやすい調理法です。

また、砂糖やみりんなどの甘味料は使わず、だしの味を生かした調理法も、

味覚が整い、料理のバリエーションも広がるのでおすすめです。

煮物で注意すべき点は、月齢が進んでも大きさが変わらず、

やわらかすぎると噛む回数が減ってしまうこと。

対策として、月齢が進むごとに徐々に大きくカットして調理するようにしましょう。食材を噛みとることも大事な時期。まずはかたさを変えるより、大きさを変えて噛む力を養いましょう。

和食の習慣化は家族も健康に！

和食は、大人の料理との取り分け調理がしやすく、

1歳過ぎたら自然と和食のメニューが増えると思います。

そのため、大人もやさしい味の和食に切り替わり、

味覚が整うメリットも期待できますよ。

和食は日本人にとってほっこり安心する味。ぜひ、積極的に取り入れましょう。

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