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「レインボー77ピース」開発秘話

てんちょ

てんちょが“虹色のマグビルド”に込めたもの

ごきげんよう、エデュテのてんちょです。

2026年10月1日、エデュテとマグビルドのコラボ商品

「マグビルド レインボー77ピース」

が発売になりました!

今日は発売を記念して、この商品が生まれるまでの裏話をお話ししたいと思います。

すべての始まりは、ある食事会で何気なくこぼれた、ひとことでした。

はじまりは「作れたらいいなぁ」

2025年12月。

キットウェルの社長とたこ焼きを食べながら、ワタシはなんとなくこうつぶやきました。

「コラボ商品、作れたらいいなぁ」

正直に言うと、このときは半分くらい“夢の話”のつもりでした。

ところが、そこから話がどんどん進み、約9ヶ月後には本当に商品として発売されることになります。

普段、木製玩具をつくっているワタシにとって、これは驚異的なスピードでした。

木のおもちゃは、商品アイディアを考え、デザインをし、木材を選び、削り、形を整え、塗料を選び、予算オーバーしたらふりだしに戻る…試作を重ねながら、少しずつ完成形に近づけていきます。

商品によっては、完成まで年単位で時間がかかることもあります。

それに比べると今回は、まるで各駅停車から新幹線に乗り換えたような感覚。

このスピードで開発を進められたのは、キットウェルの開発チームのみなさんが全面的に協力してくださったからです。

本当にありがとうございました。

「色を変えただけ」には、したくなかった

開発を始めて、最初にぶつかったのがこの問いでした。

「エデュテが作るマグビルドって、何が違うの?」

マグビルドは、もともと完成度の高いおもちゃです。

ピースの数や形の組み合わせを少し変えるだけでは、わざわざエデュテとのコラボ商品を選んでもらう理由にはなりません。

だったら、知育玩具メーカーであるエデュテだからこそ作れるマグビルドにしたい。

そこで私たちが考えた答えは、大きく2つでした。

ひとつは、「色そのもの」に意味を持たせること。

そしてもうひとつは、
子どもが遊ぶだけではなく、その遊びの中にある“学び”を親にもわかりやすく伝えること。

この2つが、「レインボー77ピース」の開発の軸になりました。

なぜ「レインボー」なのか

カラーは、開発のかなり早い段階で「レインボー」に決めていました。

虹色は子どもにとって親しみやすく、色の並びにも自然と触れられるからです。

「赤の次はオレンジ、その次は黄色……」

遊びながら色の名前を覚えたり、順番を考えたり、グラデーションを楽しんだり。

ただカラフルなだけではなく、色そのものを遊びにできるマグビルドにしたいと考えました。

そしてここで、商品写真だけではなかなか伝わらない秘密をひとつ。

実は、同じ「赤」や「青」でも、既存色をそのまま使っているわけではありません。

レインボー77ピースのために、エデュテオリジナルのカラーへ調整しています。

基準にしたのは、

「光を通したときに、きれいに見えること」。

色を濃くしすぎると光が通りにくくなり、反対に薄すぎると、ぼんやりした印象になってしまいます。

鮮やかさと透明感。

そのちょうどよいバランスを探して、細かな色調整を重ねました。

太陽の光や照明を受けると、まるでステンドグラスのように色が透ける。

そんな“光まで遊びになる色”を目指しています。

保育学の先生と考えた「親子で使う」ブックレット

レインボー77ピースの大きな特徴のひとつが、オリジナルのブックレットです。

監修をお願いしたのは、幼児教育研究者で、育英短期大学 保育学科 教授の小屋美香先生。

小屋先生と一緒に考える中で大切にしたのは、

マグビルドを通して、親子の会話が生まれること。

ブックレットには、

・年齢に合わせたミッションと、保護者へのひとことアドバイス
・色まぜクイズ
・磁石のふしぎを体験する
・32通りの作品アイデア

などを掲載しています。

たとえば、透明なピースを重ねながら、

「赤と黄色を重ねたら、何色になるかな?」

身近なスプーンやフォークを使いながら、

「これは磁石につくかな?」

そんなふうに、遊びの中から自然に「なんで?」「やってみたい!」が生まれる内容を目指しました。

作品が完成したときも、

「すごいね!」

だけで終わるのではなく、

「どうやって作ったの?」
「どこが難しかった?」
「次は何を作ってみる?」

と、会話が広がっていく。

このブックレットは、単なる“遊び方の説明書”ではありません。

親子の会話を増やす、小さなきっかけ集。

そんな存在になればいいなと思っています。

おまけを3回ボツにして、たどり着いた答え

実は開発中、

「本体以外にも何か付けて、エデュテらしい特別感を出したい」

と考えていた時期がありました。

最初の案は、風呂敷。

和の雰囲気もあって、おしゃれだと思ったのですが、小さな子どもには少し扱いにくい。

ということで、ボツ。

次に考えたのが、プレイマット。

マットを広げた上で遊べたら便利そう。

ところが、マグビルドは磁石でピース同士をカチッとつなげながら形を作るおもちゃです。

やわらかいマットの上では安定しにくく、かえって組み立てづらい。

これもボツになりました。

そして3つめは、巾着袋。

片付けもしやすくなるし、「これはいける!」と、かなり具体的なところまで話が進んでいました。

でも最後に、ふと立ち止まったんです。

「エデュテが本当に届けたいのって、袋じゃないよね?」

もちろん収納袋があれば便利です。

でも、おまけで差をつけようとすると、

「だったら袋が付いている別の商品でもいいよね」

という比較になってしまいます。

エデュテは、知育玩具メーカーです。

私たちだからこそ付けられる価値は、“モノ”ではなく、遊びを学びにつなげることなんじゃないか。

そう考えて方向転換しました。

そして、おまけを作るために使おうとしていた時間もアイデアも、すべてオリジナルブックレットに注ぐことにしました。

結果的に、この決断が「レインボー77ピース」の一番エデュテらしい部分になったと思っています。

いちばんの壁は「値段」だった

「開発で一番大変だったことは?」

と聞かれたら、ワタシは迷わず答えます。

予算です。

品質については、ほとんど心配していませんでした。

マグビルドは、もともと高い品質基準で作られている商品です。

だからこそ難しかったのは、

品質を落とさず、しっかり遊べる内容にしながら、手に取っていただきやすい価格にすること。

原材料費などが上がる中で、

「できるだけ多くのママ・パパに手に取ってもらえる価格にしたい」

でも、

「知育玩具として、しっかり遊べるピース数も確保したい」

この2つを両立させる必要がありました。

まさにシーソーのような関係です。

ピースを増やせば価格が上がる。

価格を抑えれば、ピースが少なくなる。

何度も内容を見直して、価格とのバランスを調整して。

最終的にたどり着いたのが、77ピースでした。

だから「77」という数字も、なんとなく決めたわけではありません。

遊びの広がりと、手に取りやすさ。

その両方を考え抜いた結果です。

虹色のピースで、親子の時間を

食事会で何気なくこぼれた、

「作れたらいいなぁ」

というひとこと。

それが9ヶ月後、こうして本当に商品になりました。

「マグビルド レインボー77ピース」は、ただ組み立てて遊ぶためだけのおもちゃではありません。

「これ、どうやったらできるかな?」
「この色とこの色を重ねたら?」
「次はもっと大きいものを作ってみよう!」

そんな会話が自然と生まれて、親子で一緒に考える時間が少し増える。

その時間こそが、この商品を通してエデュテが届けたかったものです。

子どもたちの「やってみたい!」と、
ママ・パパの「こんなことができるようになったんだ」。

その間を、虹色のピースがつないでくれたら。

開発者として、これほどうれしいことはありません。

ぜひ、レインボー77ピースで、親子だけの遊び方をたくさん見つけてください。

マグビルド レインボー77ピース

 価格:13,200円(税込)
発売日:2026年10月1日

 エデュテ×マグビルド公式コラボレーション
小屋美香先生(育英短期大学 保育学科 教授)監修のブックレットつき